ユーザ「小林」の投稿に限定した、2024年8月の投稿[1件]
2024年8月15日 この範囲を時系列順で読む(小林の投稿に限定) この範囲をファイルに出力する
『もし水害に見舞われたら』
こんにちは!本日は営業の小林がお送り致します。
まず初めに、先月末の秋田県南部中部、山形県北部の豪雨災害で被災されてしまわれた方々に心よりお見舞いを申し上げます。
昨年の秋田市を中心とした水害に続き、今年もまた県内で水害が発生してしまったという事で、今回のブログではハウスメーカー目線での「水害に見舞われてしまった場合にやるべき事」をお送りさせていただきたいと思います。
災害発生前から避難まで等は様々なメディアで報じられていますのでこの場では触れませんが、被災後、お住まいを今後どうするのかを中心に記載させていただきます。
①火災保険業者への連絡取り
真っ先に行うべき事としては加入されている火災保険業者への連絡取りをお薦め致します。
なぜなら、その回答によって以降の優先度が変わる場合がある為です。
昨年の豪雨災害で複数件の被害に合われた方の修繕など対応をさせていただきましたが、火災保険会社によって、建築業者から修繕費用の見積り依頼をして下さいという話が出る場合と(この返答が通常の被災時に多いです)、被害が明らかなので特例的に最低〇〇万円の保険を下すのですぐに修繕工事依頼をして下さい、という返答が出る場合に分かれていました。
まずは見積り依頼をという場合は、大規模災害になればなるほど、建築業者が現状確認から見積りが出るまで大変込み合い時間が掛かる事が予想されますので大急ぎの必要が出て来ます。さらには見積り提出後に保険金額がいくら下りるか、その額に寄っては予算に合わせた修繕計画の見直しが必要になる事もあり得ると思います。
最低いくら下りるか判明してくれた場合は、工事の優先度を決めて業者に依頼をする事になると思います。
昨年の水害では、多数の給湯器とエアコンの故障が発生し、前半は設備業者が、中盤は大工が、後半はクロス業者や畳屋に依頼が殺到しておりましたのでそれぞれ被害状況に合わせて早い依頼が必要になってくると思います。
②家の片づけの手配
被害状況だけでなく、お仕事を休めるのか、手伝ってくれる人がいるかどうか、などなど、多数の判断を行う必要が出てきます。
あまりに被害が酷い場合はお住まいを解体、家財の大部分も処分をして仮住まいを探す、という比較的選択肢は少ないのではないかと思いますが、ほとんどの方はどこまで直すのか、何を新調して何を残すのか、生活はお住まいに留まるのかどうかなど選択の連続を迫られるかと思います。
この点は一括りに優先度を決める事は出来ませんが、まずは真っ先に捨てるべきものは全て家の外に一旦搬出してしまい、泥などを水洗いしながら屋外に出してしまう事、が最優先になるかと思います。
そしてその次は、濡れた床下や床など、可能な限り風通しや送風機などを利用して乾燥される事が次のステップかと思います。
③修繕工事の内容決定
ある程度濡れた木材が乾いてくると、修繕工事の内容も見えてくるかと思います。
特に一番生活に影響が出る工事は、床を張り替えるかどうかの判断です。
張り替えずに消毒、乾燥程度で済む場合はそのまま住みながらでもどうにか工事を行える事が多いですが、全ての床を張り替える場合はしばらく生活が出来ない状況になると思いますので仮住まいへの引っ越しの必要が迫られると思います。
給湯器など電気設備は動くのか、いつ直るかに寄っても引っ越しの必要があるかも知れません。
その他、優先度がどのタイミングに来るかは状況によって変わりますが、以下の事も考える必要が出て来ると思います。
〇役所で罹災証明を発行して貰う
保険会社から求められたり、ゴミを処分場に持ち込む際に提出を求められたり、何かと必要になるかと思います。
災害規模が大きいほど、被災住所を説明するのみで罹災証明が不要になる事もよくありますので作業の合間に役所に行く形でも良いと思います。
〇清掃の人員確保が難しい場合はボランティアに申し込む事もご検討を。
その際の注意点ですが、ボランティアの方が来てから一つづつ、どの家財が不要で何が必要かを判断していては時間だけが経ってしまうので、前もって不要なものに印などをつけて分かり易くしておくと作業もスムーズになります。
これは有償でゴミの処分業者に依頼する場合も同様の注意点になるかと思います。
だいぶ長くなってしまいましたが、本当にざっくりとした内容で恐縮ですがおおむね以上の内容が被災後にやるべき事になるかと思います。
元の生活に戻るのに大変な労力と時間がかかってしまうかと思いますが、少しづつでも作業を進めるといつかは必ず元の生活は戻って来ますので根気よく、それと同時に体調にも気を付けながら進めて下さればと思います。
本日は小林がお送り致しました。
こんにちは!本日は営業の小林がお送り致します。
まず初めに、先月末の秋田県南部中部、山形県北部の豪雨災害で被災されてしまわれた方々に心よりお見舞いを申し上げます。
昨年の秋田市を中心とした水害に続き、今年もまた県内で水害が発生してしまったという事で、今回のブログではハウスメーカー目線での「水害に見舞われてしまった場合にやるべき事」をお送りさせていただきたいと思います。
災害発生前から避難まで等は様々なメディアで報じられていますのでこの場では触れませんが、被災後、お住まいを今後どうするのかを中心に記載させていただきます。
①火災保険業者への連絡取り
真っ先に行うべき事としては加入されている火災保険業者への連絡取りをお薦め致します。
なぜなら、その回答によって以降の優先度が変わる場合がある為です。
昨年の豪雨災害で複数件の被害に合われた方の修繕など対応をさせていただきましたが、火災保険会社によって、建築業者から修繕費用の見積り依頼をして下さいという話が出る場合と(この返答が通常の被災時に多いです)、被害が明らかなので特例的に最低〇〇万円の保険を下すのですぐに修繕工事依頼をして下さい、という返答が出る場合に分かれていました。
まずは見積り依頼をという場合は、大規模災害になればなるほど、建築業者が現状確認から見積りが出るまで大変込み合い時間が掛かる事が予想されますので大急ぎの必要が出て来ます。さらには見積り提出後に保険金額がいくら下りるか、その額に寄っては予算に合わせた修繕計画の見直しが必要になる事もあり得ると思います。
最低いくら下りるか判明してくれた場合は、工事の優先度を決めて業者に依頼をする事になると思います。
昨年の水害では、多数の給湯器とエアコンの故障が発生し、前半は設備業者が、中盤は大工が、後半はクロス業者や畳屋に依頼が殺到しておりましたのでそれぞれ被害状況に合わせて早い依頼が必要になってくると思います。
②家の片づけの手配
被害状況だけでなく、お仕事を休めるのか、手伝ってくれる人がいるかどうか、などなど、多数の判断を行う必要が出てきます。
あまりに被害が酷い場合はお住まいを解体、家財の大部分も処分をして仮住まいを探す、という比較的選択肢は少ないのではないかと思いますが、ほとんどの方はどこまで直すのか、何を新調して何を残すのか、生活はお住まいに留まるのかどうかなど選択の連続を迫られるかと思います。
この点は一括りに優先度を決める事は出来ませんが、まずは真っ先に捨てるべきものは全て家の外に一旦搬出してしまい、泥などを水洗いしながら屋外に出してしまう事、が最優先になるかと思います。
そしてその次は、濡れた床下や床など、可能な限り風通しや送風機などを利用して乾燥される事が次のステップかと思います。
③修繕工事の内容決定
ある程度濡れた木材が乾いてくると、修繕工事の内容も見えてくるかと思います。
特に一番生活に影響が出る工事は、床を張り替えるかどうかの判断です。
張り替えずに消毒、乾燥程度で済む場合はそのまま住みながらでもどうにか工事を行える事が多いですが、全ての床を張り替える場合はしばらく生活が出来ない状況になると思いますので仮住まいへの引っ越しの必要が迫られると思います。
給湯器など電気設備は動くのか、いつ直るかに寄っても引っ越しの必要があるかも知れません。
その他、優先度がどのタイミングに来るかは状況によって変わりますが、以下の事も考える必要が出て来ると思います。
〇役所で罹災証明を発行して貰う
保険会社から求められたり、ゴミを処分場に持ち込む際に提出を求められたり、何かと必要になるかと思います。
災害規模が大きいほど、被災住所を説明するのみで罹災証明が不要になる事もよくありますので作業の合間に役所に行く形でも良いと思います。
〇清掃の人員確保が難しい場合はボランティアに申し込む事もご検討を。
その際の注意点ですが、ボランティアの方が来てから一つづつ、どの家財が不要で何が必要かを判断していては時間だけが経ってしまうので、前もって不要なものに印などをつけて分かり易くしておくと作業もスムーズになります。
これは有償でゴミの処分業者に依頼する場合も同様の注意点になるかと思います。
だいぶ長くなってしまいましたが、本当にざっくりとした内容で恐縮ですがおおむね以上の内容が被災後にやるべき事になるかと思います。
元の生活に戻るのに大変な労力と時間がかかってしまうかと思いますが、少しづつでも作業を進めるといつかは必ず元の生活は戻って来ますので根気よく、それと同時に体調にも気を付けながら進めて下さればと思います。
本日は小林がお送り致しました。